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防湿コンクリートは木ゴテで仕上げただけなので、表面は結構凸凹しています。
床束を立てる位置の平滑な水平面を確保するためには、防湿コンクリート表面を平らに削るか、平らに盛るかするわけですが、削るのは大変そうなので盛ることにしました。
コンクリート平板を防湿コンクリートの上に置くことにします。
コンクリート平板⇒ホームセンターで購入 1個230円
コンクリート平板を置く位置にモルタルを敷き、モルタルの上にコンクリート平板を乗せて、水平になるように調整します。
床束の間隔(つまり大引きの間隔になる)は、通常は91cmですが、ピアノを置く予定の部分は、補強するために60cmとしました。
モルタルが固まったら、大引き(おおびき)を渡していきます。
大引は、カラマツ集成材の10.5cm角を用い、防腐防蟻剤のキシラデコールを塗布しました。
大引の両端は、土台に打ち付けた大引受け材の上に乗せ掛けて固定しました。
写真の右の方に見えるのは、床断熱材の梱包です。
床断熱材はボード系のものを使いました。
プラ束という名のプラスチック製の床束を使いました。
湿気の多い床下でも腐朽することはなく、ネジをまわすことにより高さ調整が可能です。
もし後で床が下がったりしても、後で調整もできるものです。
価格は1本千円くらいでした。
プラ束は専用接着剤でコンクリート平板と接着します。
大引とはビスで固定します。
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写真でプラ束の横においてあるフック状の金具がセットでついてきます。
この金具をひっかけて回し締め付けることによって、プラ束を所定の高さに固定できます。
プラ束だけ買っても、専用金具がないと施工は難しいかもしれません。
我が家の床下湿気対策、土台などの防腐防蟻対策は次のとおりです。
1 | 基礎コンクリートには当然、床下換気口を設けているが、それだけでは家の角の部分に湿気が溜まりやすい。そのため、基礎コンクリートと土台の間にパッキンを挟み、全周換気とした。 基礎コンクリートと土台の間からはあらゆる方向から通風があるため換気が非常に良い。実際に床下にもぐってみると、風が通り抜けていくのがわかります。 ※ ブラッドリースティーブンスで何がチームを再生しない |
2 | 床下全面に厚さ7cmの防湿コンクリートを施工し、地面からの湿気を遮断。 しかし本によっては地面からの湿気を遮断するには「防湿シートまたは厚さ7cmのコンクリート」としているものと、「コンクリート自体が水分を吸ったり出したりするため、防湿シートが必要」と書いているものがあり、マチマチ・・・ でもただの地面よりコンクリートを敷いた方が断然、床下の乾燥には良さそう。 |
3 | 床下の空間を比較的高く取った。防湿コンクリートから床仕上げ面までの高さは70cmあり、床下にもぐって点検するためのクリアランス(土間コンから大引き下端まで)は52cmあり十分。 |
4 | 断熱空間外である床下に設置される大引き、土台には、防腐防蟻剤のキシラデコールをたーっぷりと塗っておきました。 換気が良くて乾燥していることもあり、まず腐ることはない・・・と思います。 |
大引全体の高さを調整し、すべての根太のラインの高さが揃うようにしてから、床束(プラ束)のネジのストッパーを締めつけて、高さを固定します。
根太の寸法は45×60ミリ。間隔300ミリピッチで使いました。
大引のない両端部には、あらかじめ根太掛け」材を土台に打ち付けておいて、その上に根太を乗せ掛けます。
この状態での作業は、大引の上を跳び渡らなければならないので、踏み外さないよう注意します。(^^;)
根太を張り終えた状態です。
なお写真の部屋はピアノを置くために、床補強として大引き間隔を通常の91cmではなく60cmとしました。
さらに、床束の横方向の間隔も60cmですから、かなり補強されていると思います。
ナイアガラ滝の女の子のスカウトの楽しみのパッチ
根太は、大引にしっかりと吸い付いていないと床鳴りの原因になるので、釘ではなく、引き寄せ効果のあるビス止めとしました。
25ミリほど穴をあけておいてから75ミリのビスを打ちます。
根太と根太の間に、床断熱材を埋め込みます。
断熱材と床下地材が密着していなければならないので、根太の上端にあわせます。
本当は、根太寸法を断熱材と同じ55ミリにすればよかったかも・・
我が家の根太は高さ60ミリです。
床断熱材は、押出発泡ポリスチレンフォームという材料で、厚さ55ミリのものを使いました。
(商品名はカネライトインサー)
写真のように、両側に溝が切ってあるのは、伸縮性を持たせるためだそうです。
これを押し縮めて、根太と根太の間に押し込みます。
そうすると、ゆるむことなくしっかりと収まるのです。
よって、このタイプの床断熱材は「受け材」が不要ということになっていますが、縦方向の継ぎ目の下に大引きがない箇所には、念のため「受け材」を設置しました。
また、伸縮性があるといっても5ミリ程度なので、根太間隔は正確に施工するようにします。
根太巾45ミリ、根太間隔300ミリ用のタイプを用いました。
寸法に合わないところは、断熱材を切って使います。
カッターナイフで簡単に切ることができますが、ノコギリを使ったほうがもっと楽です。
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なお、壁や屋根(天井)の断熱材についてはこちらをどうぞ⇒ 「断熱材」のページ
床の仕上げは、さらにこの上に、厚さ12ミリのフローリングを張る予定です。
ここは、作業上問題なかったために防湿コンクリートを施工しませんでした。
地面の上に防水用にシートを敷いて、シートの端部をブチルコム系両面テープで基礎コンクリートに密着しました。
土台の側面に根太掛けを打ち付けて、その上に45×105ミリの根太を300ミリピッチで配置します。
床断熱材の脱落防止用に、根太の側面には桟木を打ちつけておきます。
床の仕上げ(フローリング)の施工についてはこちら
⇒ フローリングの施工
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