だんだん暖かくなってきました。そろそろ春の大掃除の時期ですね。きっとあなたもクローゼットを空にしてガラクタを片付け、生活空間をすっきりさせていることでしょう。Macにも同じことをしてあげるべきです。この記事では、Macを大掃除する方法についてご紹介します。
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きれいにする
まずシステムの外側から始めましょう。電源を切り、すべてのデバイスを外してMacを一度広い場所に移動させます。机の上のiMacでも机の下のMac Proでも、その周りにはホコリと汚れがいっぱい溜まっているはずです。Appleは製品ごとの「お手入れ方法」を公開しています。製品ごとに少し違いはありますが、たいていはマイクロファイバーの布を使って機器の表面についたホコリや汚れ、スクリーンやケースについた油分を拭き取るようにします。Appleは少し湿らせたケバ立たない布を推奨していますが、乾いたマイクロファイバーの布でもよいでしょう。また、とくにディスプレイやスクリーンには強い化学薬品は使わないように気をつけてください。
Appleは公式には推奨していませんが、エアーダスターを使うと隙間や穴に詰まったホコリを取り除くのに便利です。Mac Proならケースを分解してはずし、内側も同様に布とエアーダスターで掃除してあげましょう。
どのように着色ウィンドウ
ケースやキーボードがかなりベトついているなら、ライフハッカーでは「Mr. Clean Magic Eraser」(日本では「激落ちくん」などの商品)を使うことを強くオススメします。ただしこれらのメラミンスポンジは研磨性があることに注意。油や汚れを擦りとることができる反面、あまり擦りすぎると表面のコーティングまではがれてしまいます。
ケーブルをまとめる
さて、次は机の下でとぐろを巻いているケーブルをきれいにしましょう。ケーブルまとめテクを学んだり、ケーブルタイやツイストタイ、ジップタイなどを買ってきてケーブルをまとめ、マシンの周りをすっきりさせましょう。パンの袋についているタグでラベルづけしておくのもよいでしょう。また、雨どいや植木鉢を使って配線をスッキリさせることもできますよ。
アップデートする
Macをスッキリさせたいのなら、最新のパッチやセキュリティー関連、アプリケーションのアップデートを済ませておきましょう。もしあなたのMacが古いOSのままなら少し急いだほうがいいかもしれません。この夏には「OS X 10.8 Mountain Lion」がリリースされます。Mountain Lionにアップグレードするには、ひとつ前のOS 10.7 Lionが必要なはずです。まだSnow Leopardを使っているなら今のうちにLionにアップグレードしておきましょう。また、OSのアップグレードをするつもりがない場合でも「ソフトウェア・アップデート」機能を使ってアプリを最新の状態にしておきましょう。
不必要なアプリをアンインストールする
電気的な"それはあなた自身か"
Macが最新の状態になったら、こんどはアプリケーションフォルダから不必要なアプリをアンインストールしておきましょう。大抵の場合、Macアプリはゴミ箱へ移動させるだけでアンインストールされますが、たまにゴミファイルが残ってしまうこともあります。米Lifehackerオススメの無料アンインストーラー「AppCleaner(zip形式)」などを活用しましょう。有料でもかまわないならAppZapperがUIも優れ機能も豊富です。また、アンインストーラーを使ってアプリをアンインストールするときは、関連ファイルも完全に削除するようにオプションを選んでおきましょう。最後に「システム環境設定」で「アカウント」をクリックし、ログインアイテムのタブから、スタートアップ時に起動させたくないアプリを削除しておきます。ま� ��にアンインストールしたはずのアプリがスタートアップに残っていることがあります。
ハードドライブのスペースを取り戻す
ここまでの手順を順調にこなしてきたなら、今やあなたのMacはすっかりキレイになり、アップデートも完了し、不要なアプリもアンインストールできたはずです。こんどはハードドライブのスペースを取り戻しましょう。もはや使っていない古い『VirtualBox』のイメージファイルや、ビデオゲームのスクリーンショット、そのほかの無駄なファイルがハードドライブの中にいくつも潜んでいます。
車体にそれを行う自分自身
素晴らしいアプリ『Disk Inventory X』は、ハードドライブをスキャンしてどんなファイルがスペースを占有しているかわかりやすく表示してくれます。しかも完全に無料です。10ドル払う気があるなら『Daisy Disk』もあります。米Lifehacker読者にも人気のあるこのツールはドライブの中身を表示してくれるだけでなく、ファイルを削除したり圧縮したり、ドライブを簡単にメンテナンスできます。最後にゴミ箱を空にすることも忘れずに。
メンテナンスと最適化
さて、あなたのMacは内も外もすっかりキレイになりました。今度はさらに一歩踏み込んだケアをしてあげましょう。「ディスクユーティリティ」に行き「ディスクを検証」をクリックします。あまり時間はかかりません。もし何かエラーが表示されたら検証が終了するのを待って「ディスクを修復」をクリックします。念のために数ヶ月ごとにディスクの検証を行うことをオススメします。同様にアクセス権の検証と修復も可能です。アクセス権の修復は実行しても害はありませんが、その有効性については議論がわかれています。All-things-MacのライターJohn Gruber氏はそれは迷信だとし、通常のトラブルシューティングにはまったく役に立たないものだと主張しています。一方Dwight Silverman氏は、問題の解決には多少苦労したが、アクセス権の修復のおかげで危機を救われたことがあると言っています。Appleは特定の問題に関してアクセス権の修復を推奨しており、サポート情報の中で解説しています。
ディスクユーティリティ以外にもライフハッカーオススメの『Onyx』のようなシステム最適化ツールがあります。ほかにも以前ご紹介した『iBoostUp』や新登場の『CCleaner』などのクリーニングユーティリティも使えます。
リフレッシュしたMacをバックアップする
ここまでのステップはMacをスムーズに動かすために必要な作業です。定期的なクリーニングもMacを最高の状態に保つために重要ですので忘れずにやりましょう。
そしてなにより忘れてはならないのはバックアップです。米Lifehackerオススメの『CrashPlan』などを使ってバックアップシステムを構築しておきましょう。私自身、このツールをMacとWindowsのバックアップに使っています。一度セットアップしてしまえば、あとは寝ている間に勝手にバックアップしてくれますので非常に便利で安心です。このツールはほかのマシンや外部ドライブにすべてのデータをバックアップしてくれるツールですが、お金に余裕があればバックアップ専用のストレージを利用してもよいでしょう。
またせっかくMacがクリーンになったのですから、いざという時のために今の状態のディスクイメージを保存しておきましょう。ディスクユーティリティでも可能ですが、米Lifehackerのオススメは『Carbon Copy Cloner』です。よりしっかりとしていて信頼できるツールですよ。
Macは通常、特別なメンテナンスはそれほど必要ありませんが、ヘビーに使った後などはクリーンアップ作業をするとよいでしょう。Appleは最適化ツールなどをあまり提供していませんが、他社が出している優れたツールがたくさんありますので積極的に活用してください。
それでは春のクリーンアップ大作戦、成功を祈ります。
Alan Henry(原文/訳:伊藤貴之)
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